名駅近くの
小倉トースト

分厚いバターと自家製小倉あんが山盛り!「BUCYO Coffee」の絶品小倉トーストで最高の朝を名古屋の朝を語る上で、絶対に避けては通れないのが「モーニング」文化です。ドリンク一杯の値段で豪華な特典がついてくる、あの独特のおもてなし。でも、もしあなたが「せっかくの名古屋旅行、どこにでもある味じゃなくて、記憶に一生残るような最高の一皿に出会いたい」と願うなら、向かうべき場所はただ一つ。
名古屋駅から少し歩いた先、近代的なビル群を抜けた路地裏に店を構える「BUCYO Coffee(ブチョーコーヒー)」です。正直なところ、私も初めてこの店を訪れるまでは「小倉トーストなんて、どこで食べても似たようなものでしょ?」なんて、少し冷めた見方をしていました。でも、ここで目の前に運ばれてきた「本物」の一皿を目の当たりにした瞬間、その安易な認識は音を立てて崩れ去ることになります。独特のエネルギーが満ちる、ファンキーな聖地お店の扉を開けると、そこはレトロでありながらどこかファンキーな、唯一無二の空気感が漂っています。壁にはオーナーの趣味である自転車が飾られ、賑やかなポスターや手書きのメニューが所狭しと貼られた空間は、いわゆる「静かに過ごす古き良き喫茶店」の枠を完全に超えた、ポジティブなエネルギーに満ちあふれています。
店内に一歩足を踏み入れれば、まず鼻腔をくすぐるのは、自家焙煎されたコーヒーの深く力強い、香ばしい匂い。この香りを嗅いでいるだけで、まだ眠っていた脳がゆっくりと、しかし確実に覚醒していくのが分かります。スタッフさんたちの元気な声に迎えられ、カウンターに腰を下ろす。
そこから始まるのは、単なる朝食ではなく、一つの「ライブ」のような食体験です。視覚を圧倒する、あんことバターの「山」今回のお目当ては、もちろん不動の看板メニューである「小倉トースト」。運ばれてきた瞬間、あなたはきっと目を丸くして、思わずスマホのカメラを構えてしまうはずです。厚切りにカットされたトーストの上に鎮座しているのは、まるで小さな山のように盛り付けられた自家製の小倉あん。そして、その横には「これ、一人で食べきれるの?」と罪悪感すら覚えるほど、大胆かつ分厚くスライスされたバターが添えられています。このビジュアルのインパクトだけで、すでに「名古屋に来てよかった」と確信できるはずです。
まず、この「あんこ」に注目してください。BUCYO Coffeeの小倉あんは、毎日お店で丁寧に炊き上げられている完全自家製。粒がしっかり立ち、皮の食感も程よく残されたあんこは、甘さが驚くほど控えめに調整されています。だからこそ、小豆本来の豊かな風味とホクホクとした滋味がダイレクトに伝わってくるんです。ここに、塩気の効いたキンキンに冷えた分厚いバターを、熱々のトーストの上で溶かしながら、あんこと一緒に豪快に頬張る。……あぁ、もう、言葉になりません。カリッと香ばしく焼き上げられたパンの食感、小倉あんの素朴な甘み、そしてバターの芳醇なコク。これらが口の中で三位一体となって弾ける瞬間、これ以上の贅沢な朝は存在しないと断言したくなります。「甘い」の後に「しょっぱい」が追いかけ、それがまた「甘い」を呼び起こす。この禁断のループに陥ったら、もう最後。気づけば最後の一口まで、無我夢中でかき込んでしまっていることでしょう。「
カイザーパン」への変更という、究極の選択ここで、リピーターの間では常識となっている「通」な選択肢を一つ。もしあなたが、より「BUCYOらしさ」を堪能したいなら、ぜひパンを「カイザーパン」に変更してみてください。外側はパリッと香ばしく、中は驚くほどもっちりとした密度のあるカイザーパン。これが、濃厚なあんことバターの重量感をしっかりと受け止め、噛みしめるほどに小麦の旨味が溢れ出します。トーストとはまた違った力強い美味しさがあり、一度この組み合わせを知ってしまうと、元のトーストに戻るのが難しくなるほどの魔力があるんです。
コーヒーという名の、最高の名脇役そして、この最強のセットを完結させるのが、店名にも冠されている自慢のコーヒーです。BUCYO Coffeeのブレンドは、驚くほど濃厚で、深煎りのパンチが効いています。この「ガツンと濃い一杯」が、あんこの余韻をスッと洗い流し、口の中をリセットしてくれる。それによって、次の一口がまた新鮮な驚きを持って迎えられる……。まさに、計算され尽くした「黄金のペアリング」と言えるでしょう。
「朝からこんなにボリュームのあるものは重たいかな?」と心配しているあなた。安心してください。ここの小倉あんは素材の質が良いので、後味が驚くほどスッキリしています。女性一人でもペロリと完食できてしまいますし、むしろ食べ終わった後には、清々しい達成感と「よし、今日も頑張ろう」という活力が湧いてくるのを感じるはずです。
最後に名古屋駅から徒歩15分ほど。少し距離はありますが、その歩みを進める価値は十二分にあります。週末ともなれば、その味を求めて全国からファンが集まり、行列ができることも珍しくありません。でも、その待ち時間の先に待っている「名古屋最強の目覚め」を体験すれば、誰もが笑顔で「待ってよかった」と呟くことでしょう。忙しい日常のスピードを少しだけ緩めて、BUCYO Coffeeのカウンターで、山盛りのあんこと格闘しながら一日を始めてみませんか?その一口が、あなたの名古屋旅行を、あるいは今日という一日を、最高にパワフルで、そしてこの上なく甘美なものに変えてくれるはずですよ。
